aptコマンドについて調べて見た
aptコマンドについて
aptコマンドを使う上で、APT,apt-get,apt-cacheなど整理ができてないので調べてみた。
- APTとは
Debian用に開発されたパッケージ管理システム
dpkgのフロントエンドとして動作するように設計されたが、現在はRPMに対応するように移植されたapt-rpmもある。パッケージ同士の関係を4つにわけて管理してくれる
パッケージ管理システム
・・・ OSというひとつの環境で、各種のソフトウェアの導入と削除、そしてソフトウェア同士やライブラリとの依存関係を管理するシステム
- 依存 パッケージを導入するのに欠かすことのできないパッケージ。 - 推奨 無くてもよいが、プログラムの機能を利用するために通常は導入するパッケージ。 - 提案 無くてもよいが、導入することによってプログラムの機能を向上させるパッケージ。 - 衝突 パッケージを導入することで、同一の機能を有するなどの理由で削除されるパッケージ<br>
apt-getとは
パッケージのインストールや更新、削除するコマンドapt-cacheとは
パッケージの検索をするコマンド
では本題のaptとは
検索や管理、パッケージに関する情報を問い合わせるコマンドを 提供するコマンドラインパッケージマネージャです。
apt-get
やapt-cache
のような特化した APT ツールと同じ機能を提供し、デフォルトで 対話的に使用するために適切なオプションを有効にする。
apt [オプション] コマンド [パッケージ名やコマンド用オプションなど
また
その後、APT(Advanced Packaging Tool)というパッケージ管理システムが登場しました。APTでは、インストールや更新、削除に「apt-get」コマンドを使い、パッケージの検索には「apt-cache」コマンドを使用します。APTはdpkgのフロントエンドとして動作するので、操作対象はdpkgと同じdebパッケージです ※。
※ RPMパッケージ用に移植されたAPT-RPMも開発されています。 現在は、apt-getとapt-cacheを統合した「apt」コマンド、そしてCUI画面でもグラフィカルな表示が可能な「aptitude」も使われています。dpkgとapt-get、apt-cache、apt、aptitudeを同じマシンに対して使用しても問題ありません ※2。
【 apt 】コマンド(基礎編)――ソフトウェアをインストールする
以前:dpkgコマンド
を使い、debパッケージ
と呼ばれるフォーマットのパッケージを使用
↓
途中:APT(Adbanced Packaging Tool)というパッケージ管理システムで
・ apt-get・・インストールや削除
・ apt-cache・・パッケージ検索
↓
現在:APIの中のaptコマンド( apt-getとapt-cacheを統合)を使うことが推奨されている
以下Debian 管理者ハンドブックより
6.2. aptitude、apt-get、apt コマンド APT は巨大なプロジェクトで、当初の予定ではグラフィカルインターフェースを含んでいました。APT はライブラリに基づいており、そのライブラリにはコアアプリケーションが含まれています。apt-get は最初のコマンドラインベースフロントエンドで、APT プロジェクト内で開発されました。apt は APT から提供されているもう一つのコマンドラインベースフロントエンドで、apt-get の持っていた設計上のミスを克服しています。
コマンドの種類
コマンド | 意味 |
---|---|
apt update | パッケージ情報の更新 |
apt upgrade | パッケージの更新 |
apt install | パッケージのインストール |
apt search | パッケージの検索 |
apt remove | パッケージの削除 |
apt purge | パッケージの完全削除 |
apt autoremove | パッケージの自動削除 |
apt clean | パッケージキャッシュの削除 |
apt install | ローカルパッケージのインストール |
apt list | 全パッケージ一覧 |
apt list --installed | インストール済みパッケージの一覧 |
参考文献
Debian 管理者ハンドブック
APT - Wikipedia
パッケージ管理システム- Wikipedia
Linuxゲリラ戦記
aptコマンドチートシート